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For my personal comments on why I wrote this chapter on campus-based teaching methods, please click on the podcast below
私がなぜキャンパス中心の教授法についての章を書いたかについては、以下のポッドキャストをクリックしてください。(英語)


最初に述べておくべきことは、教授法が何かの学習理論に基づいて行われるべきだという原則やルールはないということです。とりわけ、中等後教育の段階において、自身の教え方が行動主義的あるいは構成主義的であるとされたら、ほとんどの教員は驚くのではないでしょうか。だからと言って、そのような教え方を「理論がない」とするのも正確ではないでしょう。本書ではこれまで、知識の性質についての捉え方が教授法の選択に大きく影響しうることを見てきましたが、この点を強調しすぎるのは賢明ではないでしょう。少なくとも中等後教育の段階では、教えることの大部分は、教員が自分が習ったのと同じ方法を真似する徒弟制モデルに基づいており、経験を積むうちに徐々に改良され、実際に学生がどのように学ぶのかという理論には意識を向けなくなっていくのです。

Dan Pratt (1998) は、5ヶ国の成人教員、253名を調査し「質的に異なる5つの観点で(中略)教育における妥当な観点であることを示しているもの」として以下を明らかにしました。

  • 伝達:内容を効果的に配信すること(客観主義的アプローチ)
  • 徒弟制:物事の在り方の手本を見せること(監督の下で行う見習い学習)
  • 発達的:思考の方法を洗練すること (構成主義/認知主義)
  • 養育的:自己効力感を高める(結合主義に基づくMOOC の基本的な考え方)
  • 社会変革:より良い社会を求めること

それぞれの視点は学習の理論と何かしらの関連があることが分かるでしょう。また、このような視点は教授法を運用するにあたって役に立つものなのです。そこでまずは一般的な教授法のいくつかを実践面から見ることにします。そしてこれらが第1章で概説したような知識・技能を養成するのに適切であるかどうかを評価することにします。

様々な教授法については2つの章でまとめることにします。まず第3章ではどちらかと言えば伝統的な学校、すなわちキャンパス中心での教育に由来する設計モデルについて論じます。続く第4章ではインターネット技術を取り入れた設計モデルに焦点を当てることにします。しかし第10章において明らかになりますが、この2つの設計モデルの区別は既に崩れ始めていることをここで指摘しておきます。

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デジタル時代の教育 by Anthony William (Tony) Bates is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial 4.0 International License, except where otherwise noted.

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